こんなに良く晴れた日はローマを一望できる場所に行きたい!ということで、スペイン広場の上にあるトリニタ・ディ・モンティからピンチョの丘方面へ歩いてみました。
眺望もさることながら、アカデミー・フランセーズのあるヴィラ・メディチの前に咲き乱れるブーゲンビリアの美しいこと。
陽射しは強いもののからっとしているので汗ばむほどではありません。ピンチョの丘のナポレオン広場でひと休み。
ポポロ広場 |
ピンチョの丘の階段 |
ポポロ門 |
ポポロ広場の門の内側の装飾が目に留まり、気になったので調べてみたところ、教皇アレクサンドル7世が 1655年のスウェーデンのクリスティーナ女王のローマ凱旋を記念してベルニーニに作らせたものなのだそうです。女王がプロテスタントからカトリックに改宗し、ローマを訪れたときのことで、図柄の星と六つの山は教皇の、麦はクリスティーナ女王の紋章、
FELICI FAVSTOQ INGRESSVI
ANNO DOM MDCLV
(幸いにして吉なる入城のために、1655年)
と刻まれています。
クリスティーナ女王はこの洗礼名をいただいたときからのご縁。この門がまた彼女のことを思い起こさせてくれました。
ちなみにこの門の正面(市外側)はミケランジェロによるもの。もともと古代ローマの時代からあるとっても古い門なのだそうです。
マルグッタ通り51番地 |
お昼は近くのマルグッタ通りの、いつものヴェジタリアン・レストランでブランチとあいなりました。正午を回ったころには気温も上昇、VEGANメニューがお腹にやさしくてちょうどです。
ここはヨーロッパのヴェジタリアン・レストランのベスト10にも選ばれているのだとか!