2017年2月17日

寒い冬はコットンを紡いで過ごします  Passatempo invernale : Filare il cotone   





昨年は山の友だちが庭で和棉を陽当たりの良い場所で栽培してくれたおかげで思いのほかたくさんに収穫できました。



さて、この綿の実からどうやって種を取り除くか。そこで友だちが思いついたのがパスタマシーンでした。イタリアの家庭なら一家に一台ありそうな小型のシンプルなもの、なんとこれが完璧に種を外してくれました。これで綿繰りの作業はクリア。







ペット用ブラシでカーディングし、 紡ぎやすい形にしてみました。カネロニみたいです。



ここからは毎日くるくると糸巻きです。暇をみつけてはくるくる。









こちらが巻きあがったコットン。

撚止めをしなければならないので、かせにします。








大きなお鍋にお湯を沸かし、重曹を入れて30分ほど煮沸します。これで糸の撚りがしっかりします。









巻きたての糸玉は真白だったのに、煮沸したら薄く赤みがかってしまったのは、きっと、綿に絡まって取り除き切れなかった細かい葉っぱの色がついてしまったのでしょう。ほんのりベージュです。


山の友だちが、今年はもう少し早めに種を撒こうと言ってくれているので、さっそくお届けしなければ。さて、この糸でなにを作ろうかな。ここまでの過程が楽し過ぎて、考えていませんでした・・・。






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