お天気は二日と続かずまたもや曇天、かなり冷え込んでいます。こんな日はまた美術館、ということでMOMAへ。ちなみに金曜日の午後4時から8時は入場無料。ありがたいことにユニクロが払ってくれるそうです。
絵といえば、わたしには、このマンハッタンの57thでギャラリーを営む叔母がいました。幼少からずっと憧れのひとだった叔母、いつかきっとニューヨークに遊びに行こうと思い続けていました。が、どういうわけかヨーロッパの方に目先が向いてしまって・・そうこうしているうちに叔母も他界。
MOMAは印象派が良かったです。さらっと鑑賞し、次はグランド・セントラル・ターミナルへ。プラットホームの数44、1871年開業、世界最大の駅。さすがアメリカ、スケールが違います。東京駅と姉妹提携もしているのだそう。
この古い古い駅舎のフード・コートでランチをしていたら急にワン・ワールド・センターに行きたくなって(新しく更新されたところというのはエネルギーがある)ダウンタウンへ向かいました。
ワン・ワールドの入口前は長蛇の列、でも、比較的スムースに入れました。問題はその後のセキュリティ・チェック。かなり時間がかかります。
今回、フェリーで自由の女神を眺めようか、それともエンパイア・ステートビルにしようか、ロックフェラ―・センターにしようか、迷いましたが、結局ワン・ワールドにして良かった。911の跡地というだけでも考えさせられることは多く、平和の祈りを捧げたいと思いました。
地上に下りるとそこは白一色。地下鉄の駅に向かって歩いて行くと巨大なドームが待ち受けていました。「オキュルス」というのはラテン語かな、イタリア語だと眼科のことをオクリスタというのできっと目という意味なのでしょう。
天井の透かしからはまっすぐに聳え立つワン・ワールド・センターが見えます。卵とか、母胎とか、そんなもののなかにいるような感じがして、世界はひとつ、ひとつだったしこれからもひとつであり続けるという永遠回帰の物語、オキュリスはその観察者ということでしょうか。
最後の夜は、コロンバス・サークルにあるDizzy's Jazz Clubを予約しました。セントラル・パークの夜景が見渡せる素敵なところです。受付はジャズ・クラブには珍しく朝から開いています。観光客が多いからかも知れません。ちなみに、ここは学割がききます!
雰囲気もお料理も言うことなし、演奏にも期待が膨らみます。が、ん?なんか違うぞ(笑)ギターが歌っちゃって、もちろんそういうのもありだけど、音程ずれてるし。音合わせしてないっぽい。そこに、まさかの踊り子さんの登場!最後はお客さんにチークダンスを躍らせるという宴会のノリ、観光客へのサービスでしょうか?(笑)それでもニューヨーク最後の夜をジャズで満喫することができて大満足です!