2016年4月30日

ヴィラ・パンフィーリ、ジャニコロの丘 Villa Pamphilj e Colle del Gianicolo






よく晴れた週末、朝食がてらジャニコロの丘を散歩しよう!と、次男と車で出かけてみたものの、土曜日は歴史地区であるトラステヴェレは車の乗入れ禁止。丘の裏手からぐるりと回ってヴィッラ・パンフィーリからアクセスすることにしました。


公園内を巡回する騎馬警察





静かな緑地公園は朝の散歩やジョギングに最適。広大な敷地のほんの一部を歩いてきました。


ジャニコロの丘は高さ88メートル、ローマを一望することができます。
広場にはイタリア統一で知られるガリバルディの像が。








ガリバルディのイタリア統一からムッソリーニまで、次男の歴史の講義を聴きながら、サン・ピエトロのクーポラが見えるところまで歩きました。







2016年4月28日

エノテカ Cul de Sac







今日は美容室の日。久しぶりにローマの中心に来たので、お気に入りの店でランチをすることにしました。




 トレヴィの泉からパンテオンの前へ。ここは、いつも大勢の観光客で賑わっています。



そして、 ベルニーニの四大河の噴水やボロミーニのサンタニェーゼ教会のあるナヴォナ広場を横切ってブラジル大使館の裏へ。



Cul de Sac(フランス語で袋小路という意味)はエノテカですが、手作りのパテやジビエ料理が美味しくて人気のお店。猪のパテはチョコレートが入っていて独特の風味。






今日は鴨のラヴィオリとアブルッツォの赤ワイン、モンテ・プルチャーノをいただきました。鴨のつめもの、スパイスが効いてとても美味しい。






帰りにどこかの美術館にでも寄ろうかと思ったのですが、5月1日は美術館全館無料デー、その日までとっておくことにしました(笑)


2016年4月27日

シチリアのシンボル、トリナクリア La Trinacria






ローマはすっかり初夏の陽気とはしゃいでいたら、強烈な寒波に見舞われ、暖房器具や羽毛を取出す始末です。いつかも暖冬の後の復活祭の頃に雪が降って大慌てしたことがありました。


写真は今年の復活祭をシチリアのシラクーサで過ごした次男のお土産です。

メドゥーサの顔から三本の脚が出ている奇妙な絵はトリナクリアと呼ばれるシチリアのシンボル。

その語源はギリシャ語で、シチリアの三つの岬、メッシーナ、マルサーラ、パキーノを意味するそうですが、一説によれば、シシリアには太陽神アポロンが住んでいて、三脚は季節を表しているとも。四季ではなく三季、シチリアでは秋が感じられないのだそうです。

このお皿の顔には蛇が描かれているのでメドゥーサなのでしょうが、耳は鳥の羽のようでもあり・・・。

アポロンといえば、エロスの矢がもとで美少女ダフネに恋焦がれるものの、それを疎ましく思ったダフネは月桂樹に姿を変えてしまうというギリシャ神話がありますが、でも、なぜ月桂樹だったのか?檸檬やオレンジでもよさそうなものなのにね(笑)次男に尋ねたところ、学校では月桂樹は実をつけないからだと教わったそうです。なるほど。







2016年4月25日

ジェイコブを紡ぐ






羊毛糸紡ぎ第二弾にはジェイコブ羊種を選びました。
講習会で見せてもらったジェイコブ糸のふわっふわのストールにひと目惚れ。




ジェイコブ羊種



ジェイコブ種とは古代種の血をひく希少種で、白と茶のパッチワークが特徴。旧約聖書のヤコブの羊はこの種だったのでは、という説もあり。




ところが、紡ぎはじめると球々がたくさんあって、太かったり細かったりボコボコの糸になってしまいました(笑)







2016年4月24日

チルコ・マッシモの薔薇園とアヴェンティーノの丘 Roseto di Circo Massimo e Colle Aventino








週末は雨の予報だったのが、なんとかもちこたえてくれたので、
久しぶりに古代遺跡方面へ散歩に出かけました。

チルコ・マッシモの薔薇園では毎年国際コンクールが開かれます。
まだ少し早いのか蕾が多くて、5月ごろが見ごろかも知れません。


















この薔薇はイギリス産、
オフェリアという名がついていました。


アヴェンティーノの丘の上にあるアランチ(オレンジの木)の庭園へと足を伸ばしました。遠くテベレ川の向こうにサン・ピエトロが見えます。
  
アヴェンティーノの丘からの眺め





庭園の少し先にはマルタ騎士団の本部があります。正面扉の鍵穴からのぞくとサン・ピエトロが見えるように建てられています。







2016年4月23日

紡いだ羊毛を織る






2014年12月22日、暮れの忙しいときに、アナンダで機織の講習を受けました。糸は最初の講習で紡いだロムニースライバーの白です。





縦糸の張り方が意外と難しくて一度ではとても覚えられません。
マフラーとまではいかない微妙な大きさになりました。





糸の撚りどめをしていなかったからかごわっとした肌触り。
縮絨することにしました。











2016年4月22日

紡いだ糸で編んでみました







スピンドルで紡いだ毛糸(ロムニースライバー)でパーカを編んでみました。

できあがった肌触りは軽くて伸縮性もあり、着心地よさそうです。






まだまだ毛糸があるので、お次はフードつきベスト。






まだ余ってしまったので、帽子も。









2016年4月18日

ロムニースライバーを紡ぐ






2014年の11月に講習会を終えて、さあ、じぶんでも紡いでみようと思ったとき、糸車を使うかそれともスピンドルにするか迷いました。

糸車なら早く紡げて生産性が高まりますが、急いで作る必要はまったくないわけで、一年がかりでなにかひとつ作るくらいのペースがちょうどかなと。

というわけで、スピンドルで初心者向けの紡ぎやすいロムニースライバーにチャレンジすることにしました。












ロムニー羊種
英国ケント州のロムニー原産。ニュージーランドで飼育されている羊の約45%がこの種で、ニュージーランドの代表的羊種。





2016年4月16日

トウキョウコットンビレッジ






2014年の秋、羊毛の糸紡ぎをする一方で、コットンの糸紡ぎのワークショップを発見。思い立ったら吉日、というわけですぐにお店に申し込みました。オーナーの言葉には胸に響くものがあります。

種まき-収穫-糸紡ぎ-機織りなどの「愛すべき手間暇」を通じて本当の価値観を知ることができる。豊かとはいったい何なのか「豊かの概念」を考えるきっかけになる。忙しい現代生活において寝る前にでも一日10分糸紡ぎをすることはとても気持ちを落ち着かせることができる。こうした日本古来の農的な時間の流れを、ちょっとだけ現代生活に取り込むことはとても素敵なことだと思う。


夜はジャズの生演奏を聴きながら、お酒を傾ける代わりにコットンを紡ぐ。よい音楽を糸に絡めながら。残念ながら現在は閉店、糸紡ぎの活動のみ集中的に展開中。



 














吉祥寺アナンダ






あれは2014年の10月のある小春日和、ローマにホームステイに来た高校時代のクラスメートのお嬢さんが吉祥寺を案内してくれるというので遊びに行ったときのことです。

学生時代以来すっかりさまがわりした吉祥寺を散策していると、なにやら作業場のようであってお店のようでもある、不思議な光景の場所に出くわし、気がつくと扉を押していました。

壁の棚にはぎっしりと羊毛が詰めこまれ、それが糸ではなくて原毛の状態、そして部屋には紡ぎ車がたくさん。

「糸ってじぶんで作れるんだ・・・」、ふわっと夢が膨らみました。

その日はステイちゃんと、就職も決まったことだし残された学生時代の貴重な時間をどう使おうかという話をしていたところ。

「女子力を高める」という結論に達したときすっと目の前に現れたのがこのお店。

二人ですぐに糸紡ぎの講習を申し込みました。










アッシュフォード






長いあいだ未使用のままだったアッシュフォードの機織機を使ってみました。

縦糸を張るのにかなり時間がかかりましたがなんとか・・。

コットンの余り糸です。

もう少し目が細かければタオルも作れそう。