ローマはすっかり初夏の陽気とはしゃいでいたら、強烈な寒波に見舞われ、暖房器具や羽毛を取出す始末です。いつかも暖冬の後の復活祭の頃に雪が降って大慌てしたことがありました。
写真は今年の復活祭をシチリアのシラクーサで過ごした次男のお土産です。
メドゥーサの顔から三本の脚が出ている奇妙な絵はトリナクリアと呼ばれるシチリアのシンボル。
その語源はギリシャ語で、シチリアの三つの岬、メッシーナ、マルサーラ、パキーノを意味するそうですが、一説によれば、シシリアには太陽神アポロンが住んでいて、三脚は季節を表しているとも。四季ではなく三季、シチリアでは秋が感じられないのだそうです。
このお皿の顔には蛇が描かれているのでメドゥーサなのでしょうが、耳は鳥の羽のようでもあり・・・。
アポロンといえば、エロスの矢がもとで美少女ダフネに恋焦がれるものの、それを疎ましく思ったダフネは月桂樹に姿を変えてしまうというギリシャ神話がありますが、でも、なぜ月桂樹だったのか?檸檬やオレンジでもよさそうなものなのにね(笑)次男に尋ねたところ、学校では月桂樹は実をつけないからだと教わったそうです。なるほど。
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