2018年6月22日

愛宕神社―増上寺ー芝丸山古墳  Atago Shrine-Zojoji temple-Maruyama Kofun Tumulus







都内ではもっとも高い位置にあるという愛宕神社に行ってみました。虎ノ門ヒルズの前をまっすぐ、緑が見えてきたあたりに入口があります。見上げれば遥か上の方に神社の門が。一段ごとも高くて、しんどそう・・。




こんなときは屋久島で教わった登り方、貧血前のめり方式で行ってみよう。一気にさくっと上れましたが数えてみたら85段もありました!






境内にはちょっとしたお庭があります。鯉池、紫陽花、緑もたくさん。蚊もぶんぶん。

ここでご朱印をいただき、さて、鬼平が立ち寄ったお茶屋さんで休憩と思いきや、木曜定休日。残念なこと極まりない。



下りの階段はズルっと行きそうでびくびくもの、慎重に下りました。(ちなみに、少し先のトンネルの脇にエレベーターがあることを後で発見、階段を上れないひともこれで神社にアクセスできます)

歩いていると東京タワーがちらちら見え隠れ。もうひと歩きしてみよう、と芝のあたりまで足を伸ばすことにしました。『アースダイバー』によれば、このあたりは非常に面白いところなのだそう。


まずは、増上寺でとりあえずご朱印。

ついでに七夕祈願も。








芝公園の奥まったところにある小高い丘を登ってみると、ありました!丸山古墳。とても落ち着いた静かなところ、癒されます。



大都会とは思えない緑豊な風景にしばしうっとり・・・。








2018年6月21日

巣鴨ー鬼子母神ー雑司ヶ谷  Una passeggiata a Sugamo-Kishimojin-Zoshigaya






丹沢大山詣でが熱帯低気圧のせいでお流れになり気落ちしていたところ、友だちの提案で巣鴨界隈を散策することに。雨はすっかり上がって夏日となりました。

この辺りだと六義園や旧古河庭園は行ったことがあるけれど巣鴨ははじめて。おじいちゃん・おばあちゃんの町で知られていますが・・・確かに(笑)


有名なとげぬき地蔵でお地蔵さんをさすり、巣鴨のゆるキャラ、スガモンのお尻をなでなでして、赤いパンツのお店をひやかし、塩大福を食べ、朝食ともいえそうな時間にときわ食堂(通りに三軒もある!)でお昼。定食は量が多すぎて二人でシェア。隣の席で納豆をずーっとかき混ぜているおじいちゃんが楽しそうでした。巣鴨、良いなあ。
























商店街のつきあたりは都電荒川線の乗り場、いざ鬼子母神へ。










境内の駄菓子屋のおばあちゃんによれば、ここには鬼平もよく来たらしく、先日某テレビ局に取材を受けたのだそう。鬼平の誕生日(6月29日)が近いらしい・・。なんと、この駄菓子屋さん創業1781年!








鬼子母神でご朱印をいただいて、雑司ヶ谷にある七福神を巡り、池袋まで歩きました。一歩なかに入ると都会の喧騒が嘘のようなこのあたり、古い歴史を感じました。










2018年6月14日

長瀞散策  Gita a Nagatoro






屋久島から帰ってひと月もたたないうちに次の目的地が決まりました。

日帰りでサクッと行ける「長瀞」。湘南新宿ラインで熊谷まで行き、そこから秩父鉄道に乗り換えるのですが、この秩父鉄道という名称、郷愁をそそって良い感じです。

梅雨入り前の好天に恵まれたものの真夏の暑さ。

長瀞の駅前にある舟下りの案内所から送迎バスで出発点まで送ってもらいます。今回は上流から市街地付近までのコース。ところどころ急流・水飛沫ありのなかなかおもしろいコースです。天然記念物の長瀞岩畳も壮観ですが、深い緑色の水は吸い込まれるような美しさ。このゆったりした水流の「瀞」がずっと続くさまから「長瀞」の地名がついたのだとか。優雅ですね。





舟下りの後はハナビシソウのお花畑で昼食です。一面橙色に染まるお花畑を眺めながらひと息。ポピーを小さくしたようなこの花は、明治時代にアメリカから渡ったものだそう。



次は、宝登山の麓にある「寶登山神社」を参拝してご朱印をいただき、ロープウェイでその奥宮のある山頂を目指します。

この神社、それはそれは由緒ある神社なのです。

千九百年の昔、ヤマトタケルノミコトが東国平定のためにこの地を訪れたときのこと、森の泉で「みそぎ」をして山頂へ向かおうとすると、山火事に襲われます。そこにたくさんの白犬・黒犬が現れ、火を消し止め、ミコトを頂上へと導いたというのです。


ミコトによってこの山は「火止山(ホドヤマ)」と名づけられましたが、後に「宝珠の玉が光輝きながら山上に飛翔する」という吉祥亊が起こり、宝登山と改められたそうです(参拝の栞より)。


ロープウェイから山頂までの道のりには蠟梅の園があります。梅の季節には大勢のひとが訪れるのだそう。奥宮でご朱印をいただいて山頂を極めた後は、歩いて下山です。車の通れる砂利道が2㎞ほど続きます。



ウォーキングの後は「うるし工房やました」さんで休憩することに。ここは本当に、至るところに細やかな心遣いが感じられるお茶屋さんでした。