2018年6月14日

長瀞散策  Gita a Nagatoro






屋久島から帰ってひと月もたたないうちに次の目的地が決まりました。

日帰りでサクッと行ける「長瀞」。湘南新宿ラインで熊谷まで行き、そこから秩父鉄道に乗り換えるのですが、この秩父鉄道という名称、郷愁をそそって良い感じです。

梅雨入り前の好天に恵まれたものの真夏の暑さ。

長瀞の駅前にある舟下りの案内所から送迎バスで出発点まで送ってもらいます。今回は上流から市街地付近までのコース。ところどころ急流・水飛沫ありのなかなかおもしろいコースです。天然記念物の長瀞岩畳も壮観ですが、深い緑色の水は吸い込まれるような美しさ。このゆったりした水流の「瀞」がずっと続くさまから「長瀞」の地名がついたのだとか。優雅ですね。





舟下りの後はハナビシソウのお花畑で昼食です。一面橙色に染まるお花畑を眺めながらひと息。ポピーを小さくしたようなこの花は、明治時代にアメリカから渡ったものだそう。



次は、宝登山の麓にある「寶登山神社」を参拝してご朱印をいただき、ロープウェイでその奥宮のある山頂を目指します。

この神社、それはそれは由緒ある神社なのです。

千九百年の昔、ヤマトタケルノミコトが東国平定のためにこの地を訪れたときのこと、森の泉で「みそぎ」をして山頂へ向かおうとすると、山火事に襲われます。そこにたくさんの白犬・黒犬が現れ、火を消し止め、ミコトを頂上へと導いたというのです。


ミコトによってこの山は「火止山(ホドヤマ)」と名づけられましたが、後に「宝珠の玉が光輝きながら山上に飛翔する」という吉祥亊が起こり、宝登山と改められたそうです(参拝の栞より)。


ロープウェイから山頂までの道のりには蠟梅の園があります。梅の季節には大勢のひとが訪れるのだそう。奥宮でご朱印をいただいて山頂を極めた後は、歩いて下山です。車の通れる砂利道が2㎞ほど続きます。



ウォーキングの後は「うるし工房やました」さんで休憩することに。ここは本当に、至るところに細やかな心遣いが感じられるお茶屋さんでした。




















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