2016年10月11日

秋の長雨に機織  Tessere nella stagione delle piogge d'autunno









ここ一ヶ月くらい、東京では秋雨前線だの台風だので、ずっとお天気に肩透かしをくらい、家にいることが多かったのですが、こんなときこそチャンスといわんばかりに機織りをしていました。

まずは、手編みを始めたものの、そうそうに断念し、もういらなくなったからとローマの友だちがくれたモヘア混の毛糸で。細い糸なのでなかなか進まず、時間がかかりました。






















もっとモフモフするかと思いきや、意外と平面的な布になりました。



次は、これもイタリアから試作用にと買い込んできた毛糸で、大判にチャレンジです。縦糸は茶色、横糸は白と茶のまだら。どんな布目になるか楽しみ。



最後の15cmは、はじめて紡いだ白い毛糸を横糸に使ってみました。あまり変化はないけれど、微妙に白っぽいです。

出来上がって羽織ってみると、長さと幅のバランスが今ひとつでした。幅をもう少し広くして、長さを短めにすると良いかも・・・試行錯誤。












今度は茶と白のストライプのガウチョ風で、長さと幅を調整して織ってみました。

縦糸を通すのに時間がかかりますが、それさえきっちりしておけば、後は単調な作業なので、編物よりうんと早く出来上がります。


そして、以前から織ってみたくて仕方がなかった千鳥格子のマフラーも。

これは、縦糸を張るのに三度も失敗し、それでも粘り強くやり直し(われながらその忍耐と根気の良さに驚いています)、せっせと織ってようやく完成と喜んだのもつかのま、三ヶ所ほど間違いを発見。気を抜くと必ず織目に出てしまいます。

ものづくりには心の状態が現れるということを実感。

織り終わったらお湯につけて縮絨し、織目を整えます。肌さわりも良くなって、ようやく完成です。




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