2016年11月2日

「綿繰り機」あれこれ  Ecco, la miglior sgranatrice di cotone






山の家の友だちが栽培してくれた和棉。気候が涼しいので、9月から10月にかけてようやく収穫が始まったようなのですが、採れる採れる。いまだに採れ続けているとのこと。



そこで問題となってくるのは種をいかにして取り除くかです。手でひとつひとつ取る方法もありますが、少量ならまだしも、これだけ量があると指先が痛くなってしまう。

ちょっと調べてみると、みなさん苦労されているようです。本場のアメリカではどうしているのかというと、もう、大量生産対応の大きな工業機械のような画像しか出てきません。そもそも、イーライ・ホイットニーというひとが1793年にこの機械を発明してくれたおかげで重労働だった種取りが楽になり、南部のコットン産業が飛躍的に発展したのだとか・・。

日本には、とても素敵な手作りの木工道具がありました。「綿繰り機」というそうです。インテリアにもなりそうな完成度です。欲しい!でも、ちょっぴリ高価なのです。

そこで、なにか代用できるものはないものかと、アメリカで使われていた綿繰り機、コットン・ジン(エンジンのこと)の写真をじーっと眺めながら考えてみました。
そうだ!ホール・トマトを濾すパッサ・ポモドーリとか、ハーブを刻むトリタ・エルベなんかどうだろう?どことなく似ているではありませんか(笑)!


イタリアの友だちにこれで試して欲しいと連絡すると、さっそく驚くべき返事が・・。


そうです、パスタ・マシーンです。完璧に見事に、それはそれは美しく取り除けるとのこと。実は、わたくしも一台持ち合わせていますが、何十年もお蔵入り、一度も使ったことがありません。こんな形で役に立つとは思ってもみませんでした。処分しなくて良かった・・・。  












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