2016年9月10日

ウィーンの旅 ①  Vienna







恒例の夏休み終わりの小旅行、今年は学生時代を過ごしたニースを考えていましたが、プロムナード・デ・ザングレであんな惨事が起こって意気消沈。計画を保留にしていたところ、ある日、友だちとの会話でウィーンが話題に上り、「ウィーン?ちょうど良いかもね」ということに。思い立ったら吉日、さっそくホテルと飛行機の手配をしました。そして、にわか仕込でドイツ語も(笑)


ローマからはほんの一時間半という近さ。朝早めに出ればお昼前には市街に到着、さっそく観光ができます。その日のローマは30度を越える夏日だったのですが、ウィーンは小雨の13度。震えながら地図を片手に町に繰り出しました。まずはウィーン名物のシュニッツェルで腹ごしらえです。


シュテファン大聖堂



雨の日は美術館・博物館巡りが相場、というわけで美術史博物館に足を運びました。常設の絵画ほか、ブリューゲルとルーベンスの作品がたっぷりと鑑賞できました。


ウィーンではカフェ・ハウス巡りも欠かせません。行ってみたいカフェのひとつだったのがラントマン・カフェ(青山の店には入ったことがないくせに)。文化財に指定されていて、フロイト、ヒラリー・クリントン、ポール・マッカートニーなどなど、多くの著名人が訪れたそうです。

ブエノス・アイレスもカフェ文化が発達していますが、パリというよりむしろウィーンの影響なのかも・・。










ウィーンといえばオペラ座。その日のオペラは『カルメン』でしたが、チケットはほぼ完売。でも、夏のあいだは屋外の大画面でも鑑賞でき(客席も設置されている)、夜風にあたりながらのオペラもおつなものかも知れません。




 さて、晩ご飯ですが、オペラ座の近くにある老舗のレストラン、ガストハウス・ツァ・オーパーでターフェルシュピッツというビーフスープをいただきました。寒い一日の終わりに鍋料理は温まります。




これまでの人生でフランス、イタリア、アルゼンチンなどラテンの国々にはご縁がありましたが、ドイツ語圏はさっぱり。もちろんオーストリアもはじめてです。オーストリアのひとと接するのもおそらくはじめて。とにかく、大声で話すひとはまずいないし、セカセカしていなくて穏やか。クールというのともちょっと違うし・・。もちろんウィーンだけを見てオーストリアを語れないとは思いますが。

そして、街はゴミや吸殻のポイ捨てもなく、いたって清潔。瀟洒な街並みはパリかブエノス・アイレスを彷彿とさせ、とても綺麗。公共の交通機関であるトラムや地下鉄もよく機能しているし、なんだかとても暮らしやすそう。

短期ドイツ語留学でもしてみたい気分です(笑)





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