2019年7月24日

還暦祝いは北欧・バルト海クルーズ ⑪






6月27日快晴、ベルリン


ドイツのヴァ―ネムンデに寄港。町の名前はロストク、旧東ドイツ領です。この日はバスで3時間かけてベルリンまで行って観光です。ベルリンはもうポーランドに近いんですね。

ベルリンまでの添乗員はロストク大学の外国人留学生。車内では熱々のコーヒーが振舞われ、水やおやつの配給も。ドイツというのはもう少し活気があると思っていましたが、延々と続く田園風景にひとの気配はまったくなく、この広大な農場はいったいだれが管理しているのだろうと、それがずっと気になりました。



第二次世界大戦によってベルリンが西と東に引裂かれたことを知らないひとはいません。重い歴史を背負った町ベルリンに入ってから女性の観光ガイドがバスに乗り込み、東西分裂のあいだのさまざまなエピソードを語ってくれました。


まずは、ゲシュタポ本部跡の前の「ベルリンの壁」を見学。


そして、「チェックポイント・チャーリー」で降りて写真撮影。




その後はレトロなムード漂うビアホールでランチ休憩。

大盤振る舞いのソーセージやハンバーグ、ローストポーク、ポテト料理、ザワークラウト、もちろんビールも。デザートはりんごのストゥルーデルにカフェ。



 

ベルリンの象徴、ブランデンブルグ門のあるパリ広場を見学し、シュプレー川の遊覧クルーズへ。この川沿いには歴史のある博物館や大聖堂が建ち並んでいます。いつかまたベルリンを訪れる機会があれば・・・と思いながら眺めていました。










落ち着いた雰囲気の東側から西側へ移ると、当然のことながらそこは典型的な資本主義の街並み。ショッピングに割り当てられた時間はほんの30分、わたしたちは「アンプルマン・ショップ」へ駆け込みました。

アンプルマン(アンプル+マン=信号+男、ちなみにアンプル+フラウ=信号+女もある)はベルリンの歩行者用信号機のなかに映し出される像、それがちょっと可愛いのです。アンプルマンの保存運動が起こりショップができました。Tシャツやお財布、マグカップなどお土産に購入、このTシャツを着るたびにベルリンを思い出して平和を祈ろうと思います。

シュタイフのベアも気になりましたが、残念ながらとても時間がなくて。






ベアといえば、ベルリンにはあちこちに大きな熊が置かれています。カラフルなデザインが施されているのですぐに目に留まります。これは、バディ・ベアといってチャリティの一環なのだそう。ベルリンのシンボルは熊だったんですね。そういえば、ベルリン国際映画祭のグランプリは金熊賞(Goldener Bär)と呼ばれてたっけ。










ベルリン観光が終わると、残すところ2日の海上生活のみです。サウザンプトンまでのあいだ、のんびりと船旅を楽しみながら、帰りの支度もしなければなりません。

最終日のランチ・ビュッフェでは有終の美を飾って「Extravagant」と題する贅沢なお料理がずらりと並びました。そして、厨房で働く料理人総勢が姿を現し、ホールは拍手喝采。

















2週間のクルーズの旅もいよいよ終わりが近づいて来ました。








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